遥か昔、そして遥か彼方の宇宙――

その宇宙は、12の超神【ゴッド】が
それぞれの宙域を治めていた。
しかし、ある出来事をきっかけに
12超神の間で争いが勃発。

これがラグナロクの始まりである。
ラグナロクは数百年にも及び、それぞれの
超神を信仰する人々までもが巻き込まれる、
凄惨な戦争となった。

やがてラグナロクが終結した後
12超神はすべて消滅し、宇宙には
ただわずかな人々が生き残るのみとなった。

その生き残りたちは、地球によく似た星で
細々と生活を始める。

それから幾万年もの時が流れ
人々は神々の存在すら忘れ去り、
再び繁栄の時を迎えたころ…

―― 数年前から奇妙な異変が起こり始めた。

突如として
少数の人間たちに科学では解明できない
超能力が発現するようになったのだ。

この超能力を持つ者たちによって、
社会の秩序は大きく変わっていく。

正義のために力を使う【ヒーロー】
私利私欲のために犯罪を犯す【ヴィラン】
彼らの抗争が激化する中、
一般市民を守るために動く【ヴィジランテ】
と呼ばれる第3の勢力も現れた。

そんな中、能力者同士の戦闘によって
地下から謎めいた遺跡が次々と掘り起こされる。
それは、かつてラグナロクの時代に消えたはずの
12超神【ゴッド】が残した古代超文明の遺産だった。

『ジャパコミマン』は、この【ヒーロー】
【ヴィラン】、そして【ヴィジランテ】たちが
かつて消え去った【ゴッド】を巡る
壮大な物語が繰り広げられる世界。